FreeBSD は、Linux® とのバイナリ互換機能を提供しています。 このバイナリ互換機能を使うことで、ユーザは、ほとんどの Linux® バイナリを変更することなく、FreeBSD システム上にインストールして実行できるようになります。 ある状況においては Linux® バイナリを Linux® で動かすよりも FreeBSD で動かすほうが良いパフォーマンスが出るという報告もあります。
しかしながら、いくつかの Linux® に特有なオペレーティングシステムの機能は FreeBSD ではサポートされていません。たとえば、 仮想 8086 モードを有効にするような i386™ 特有の呼び出しを過度に使う Linux® バイナリは FreeBSD では動きません。
64 ビットの Linux® バイナリ互換機能は、 FreeBSD 10.3 で追加されました。
この章を読むと、以下のことがわかります。
FreeBSD システムで Linux® バイナリ互換機能を有効にする方法。
Linux® 共有ライブラリを追加する方法。
Linux® アプリケーションを FreeBSD システムにインストールする方法
FreeBSD における Linux® 互換機能の実装の詳細。
この章を読む前に、以下のことを理解しておく必要があります。
サードパーティ製ソフトウェア のインストール方法
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