障害報告を提出すると、 障害報告に割り当てられた追跡用の番号と状況を確認するために利用する URL を含む、確認のための電子メールが送られてくるでしょう。 ちょっぴり運がよければ、 誰かがあなたの問題に興味を持ってそれに取り組もうとするでしょうし、 場合によってはなぜそれが問題でないか説明してくれるでしょう。 状況に何かの変更があると、 誰かがあなたの障害報告を審査追跡状態にして、 何らかのコメントかパッチの通知を自動的に受けとるでしょう。
誰かがあなたに追加情報を求めたり、 最初の報告の中で言及しなかったものを思い出したり発見したら、 フォローアップを提出してください。 バグが修正されない一番の理由は、 提出者とのコミュニケーション不足が原因です。 一番楽なのは、 障害報告検索ページ から行ける、それぞれの障害報告の web ページのコメントオプションを利用することです。
問題がなくなったのに障害報告の処理が完了していなければ、 できれば、どのように、いつ、問題を解決できたかの説明を添えて、 この障害報告は議論を終了することができます、 とコメントを送ってください。
時々、提出した障害報告が誰にも割り当てられなかったり、 コメントのない状態が 1, 2 週間続くことがあります。 障害報告のバックログが増えているときや、 休暇シーズンに起こり得ます。 提出した障害報告に注意が引かれない状況が何週間も続くようであれば、 その分野に興味を持っているコミッタを見つけると良いでしょう。
これには、幾つかの方法がありますが、以下の順番が好ましいでしょう。 それぞれのコミュニケーションチャネルへのコンタクトには数日開けてください。
提出した障害報告に関連する FreeBSD のメーリングリストを ハンドブックのメーリングリスト で探し、 そのメーリングリストに手助けやコメントをお願いするメールを送ってください。
関連する IRC チャネルに参加してください。 不完全ですが一覧が https://wiki.freebsd.org/IrcChannels にあります。 チャネルにいるメンバーに提出した障害報告のことを伝えて、 助けを求めてください。 助けを求めた後は、 世界中の異なるタイムゾーンの人々がそれを取り上げることができるように、 我慢強くそのチャネルに留まってください。
報告した障害報告に興味を持つコミッタを探してください。 問題が、特定のツール、バイナリ、port、 文書もしくはソースファイルに関するものであれば、SVN リポジトリ を確認してください。 ファイルに最近変更を加えたコミッタを突き止め、 IRC もしくは電子メールで連絡をとってください。 コミッタとメールアドレスの一覧は、 FreeBSD への貢献者 文書にあります。
メンテナやユーザ同様、これらの人々もボランティアであるため、 すぐには障害報告に対応出来ないかもしれません。 フォローアップには、 我慢強くそして一貫性を持って対応することが推奨されます。 また、そのように対応すると協力を得やすいでしょう。 十分な配慮や努力をもってフォローアップに臨めば、 提出した障害報告に対応してくれるコミッタが見つかるのも時間の問題です。
本文書、および他の文書は https://download.freebsd.org/ftp/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、
ドキュメント を読んだ上で
<questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。
本文書に関する質問については、
<doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。